制作に約10ヶ月かかる、こだわりのオリジナルこね鉢
そばはこね方によって仕上がりが大きく変わるため、こね鉢は蕎麦打ち仕事の中で最も重要な道具とされています。当店では加工方を追求し、無垢材のこね鉢をリーズナブルなお値段で提供いたしております。使いやすさを追求した、工房おがわ自慢のこね鉢をどうぞお試しください。サイズは外径550mm,600mmの2種類ございます。
使いやすさに徹底的にこだわっています。
蕎麦粉に均等に水分を浸透させる水回しのため、そば粉が底に滑り落ちてくるような形状に加工してあります。お客様より「粉が手元に落ちてくるので、こね作業が早くなった!」とのお声もいただいております。十分な深さもあり、そば粉がこぼれることもありません。重量もしっかりしているので安定しています。力を入れて混ぜたり、こねることができます。
こね鉢受け、こね鉢受け台とセットで、さらに使いやすくなります。
こね鉢受けを使うと、机の上でこね鉢が安定しますので、そば打ちの工程で一番大事な練りの作業をより正確かつスムーズに行なうことができます。さらにこね鉢受け台も、こね鉢、こね鉢受けと合わせて使えるサイズ感にしていますので、写真のようにより力を効率的使って練り作業ができます。
道具に使う木材すべて、ゆっくりと天然乾燥します。
おいしい蕎麦を打つために、そば打ち道具には木製品ですがその中でも特に精度の高さが求められます。要は「いかに直線なのか」。そのために工房おがわは、材の乾燥からこだわっています。木材の反りを少なくするために、道具に使う材はすべて1本1本角材にして、半年間以上の天然乾燥をします。時間がかかるのですが、こうすることで、加工時/加工後にも道具はより反りにくくなります。
1つ1つ、くり貫いていきます。
積層したヒバ材の大きな塊を、最新のNC機を使って、1つ1つゆっくりと正確にくり貫いていきます。こうすることで、手彫りに比べて価格が抑えることができ、本当に使いやすいこね鉢をお客様にお届けできるように努力しています。
家具産地「広島府中」、親子で奏でる「こだわり」のものづくり。
「工房おがわ」の工房は、周囲を山で囲まれた、高級家具産地として有名な広島県府中市にあります。木製家具製造で300年以上の歴史がある街で、家具職人で父親が立ち上げた工房では、息子も含めたさまざまな世代の職人たちが、木材と機械と毎日向き合いながら、和気あいあいと(たまに喧嘩)そば打ち道具を作っています。