高級材パープルハートを枕木につかった駒板(取手付き)
駒板は麺帯(めんおび:生地を折りたたんだ状態)を切るときの定規になるもので、包丁の当たる枕と平らな板を組み合わせたものです。駒板及び木口止め(反り止め) と本体との接合部分は、職人技の緻密な細工「ホゾ組み」で仕上げています。
裏面は#1000で丹念に研磨しており、生地の上を滑るように動かすことができます。後部の木口止めは蕎麦生地を傷めない様にカーブを付けていますので、記事にひっかかりにくい仕様となっております。お客様からは「スムーズに動くので切りやすい。今まで使っていたものと全然違う」とお喜びの声を頂いております。
サイズは3種類、枕木が2タイプご用意しております。
サイズは、L(300mm)、M(270mm)、S(220mm)の3種類あり、枕木については、直角枕と斜め枕の2種類がございます。また別で取手付きの駒板もご用意しておりますので、お客様の使い方にあった駒板をお選びください。
天然のヒノキ無垢材とパープルハート無垢材を贅沢に使っています。
ヒノキ材(ひのき/檜/檜)は、乾燥性が良く、くるいの少ない材で、当店では国産無垢材のみを使用しています。材質は柔らかくて軽いですが、強度と耐朽性が高い優良材で、光沢のある木肌や独特の薫りが人気の木材です。また、ヒノキチオールという成分が豊富に含まれており特に菌や虫などに対する抗菌性が強く、樹齢の長いものは伐採後、200年は強度が上がると言われている程、大変、耐久性に優ています。
パープルハート材は、名前の通り、独特の薄紫色の色調を持つ木材で、強度や耐久性が高く、防菌・防虫性にも優れています。乾燥はかなり早く、乾燥中も乾燥後も劣化や狂いはほとんど見られません。主にその色調を活かせる、内装材、家具、彫刻などに利用されています。
道具に使う木材すべて、ゆっくりと天然乾燥します。
おいしい蕎麦を打つために、そば打ち道具には木製品ですがその中でも特に精度の高さが求められます。要は「いかに直線なのか」。そのために工房おがわは、材の乾燥からこだわっています。木材の反りを少なくするために、道具に使う材はすべて1本1本角材して、半年間以上の天然乾燥をします。加工後も2〜3ヶ月間乾燥させ、さらに仕上げ前でも行い3段階に分け乾燥させ、十分乾燥させた状態でご注文後に仕上げを行います。時間がかかるのですが、こうすることで、加工時/加工後にも道具はより反りにくくなります。
家具産地「広島府中」、親子で奏でる「こだわり」のものづくり。
「工房おがわ」の工房は、周囲を山で囲まれた、高級家具産地として有名な広島県府中市にあります。木製家具製造で300年以上の歴史がある街で、家具職人で父親が立ち上げた工房では、息子も含めたさまざまな世代の職人たちが、木材と機械と毎日向き合いながら、和気あいあいと(たまに喧嘩)そば打ち道具を作っています。